人生の教科書 by 情熱中年サラリーマン

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中年サラリーマン後悔と決意とつぶやき

職務質問の所持品検査を拒否するとどうなるのか?最高裁の判断に注目!でも、やっぱり「心」だよなって話。 

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20代前半の頃、警察に職務質問をされたことがある。

駐車場付きの居酒屋に当時の彼女を車で迎えに行ったとき、
駐車場から出た瞬間にパトカーに止められた。


車を路肩に寄せると、パトカーから降りてきた警察官が近づいてきて、

「ちょっとパトカーまでいいですか?」と、パトカーに乗せられた。


「飲んで車に乗っちゃダメじゃないかー。」

酒を飲んでいると断定されるように言われた。


「いやいやいや。」と。


「彼女を迎えに行っただけなんですけど。」
「飲むどころか、店にも入ってないですよ。」と。


免許証を見せたり、何故かポケットを探られたりされた。


でも、飲んでないから酒の匂いは一切しなかったのだろう。


「まあ、今日のところは行っていいよ。」

と言われ10分くらいで解放された。


なにも悪いことはしてないけど、パトカーの中でドキドキした。

ポケットには何も入ってないけど、なぜか不安になった。


上から目線で犯罪者扱いをされ続けたけど、

「警察には従わないとイケナイ。」と、すべて言われるがままに従った。


まあ、別にどうでもいい想い出話だ。

一般市民が警察に協力したってだけの話だ。


皆さんはどうですか?

職務質問をされたことはありますか?


そのときってどうでしたか?


そして、職務質問って断ったらどうなるか知っていますか?

というか、断れることを知っていますか?


実は今、職務質問について、精神的苦痛に伴う慰謝料を求める裁判が行われている。


一審、二審は訴えを棄却。

現在は最高裁での審理中だ。

 

こんなことで最高裁まで争うってある意味凄い。


職務質問くらいで大袈裟な。」

「やましいことが無いなら警察には協力しろよ。」

って考えの人と、


「警察の態度は許せないからトコトンやってほしい。」

という考えの人がいることと思う。


ということで、今日は「職務質問」について、


職務質問とは?
職務質問は断れるのか
職務質問は大切なのか?

・大切なのはニッポンの心


そんなことを考えて行こうと思う。

 

職務質問とは?

職務質問とは、警察官職務執行法第2条に基づき、怪しい人を停止させて質問する行為で、職質(しょくしつ)や「バンかけ」とも称される。

戦前の日本では、不審尋問(ふしんじんもん)と称されていた。


簡単に言うと、怪しい奴を警官が呼び止めて尋問することを言うんだけど、

いくら警官だからといって、誰でも彼でも呼び止めてはダメだということ。


これは日本国憲法により、「不当な抑留・監禁」を禁じているためで、
刑事訴訟に関することでない限り身体を拘束したり、連行したり、答弁を強要してはならないこととされている。


警察官職務執行法第2条にはこう書かれている。

警察官職務執行法

第二条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。

2 その場で前項の質問をすることが本人に対して不利であり、又は交通の妨害になると認められる場合においては、質問するため、その者に附近の警察署、派出所又は駐在所に同行することを求めることができる。

3 前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。

4 警察官は、刑事訴訟に関する法律により逮捕されている者については、その身体について凶器を所持しているかどうかを調べることができる。


この条文をまとめると、


① 警察官は市民を停止させて質問することができる。

② ①をするときには、理由がいる。
  (その人が怪しいor周辺環境)

③ 警察署に連行することを求めることもできる。

④ 質問などは、その人の気持ちに反して連行したり、答弁を強要することはダメ。


職務質問には理由がいるのだ。

質問する本人が怪しいのか、若しくは、例えば、周辺で殺人事件があって捜査をしているなどの周辺環境的に質問する必要があるのか、そんな理由が必要とされている。


自分が職務質問されたのは、

「居酒屋の駐車場から車で出てきたから、飲酒運転が疑わしい。」

という理由からだったのだ。


正当な職務質問だと言っていいだろう。

職務質問は大切な治安維持のための職務

まず言っておくが、職務質問は、町の治安維持のため警察の重要な職務だ。

日々、国民の安心と安全を守ってくれている警察官には感謝しなければならない。


でもさ、たまにいるんだ。


とにかく偉そうな警察官が。


多くの警察官は職務をしっかりと行う信頼できる人柄だけど、

一部は、身分を勘違いして、傍若無人にふるまう。


権限が強いのは、「警察」という身分。


誰かがペコペコするのも、
誰かが怖がるのも、


すべて「警察」という身分に対してだ


でも、それを「自分」だけの力であるかのように勘違いする。

自分が偉いかのように勘違いする。


そんな人がいたりする。


そういう警察官が時として、「勘」で職務質問をする。

何の理由もないのに人を拘束する。


そして、一般市民を犯罪者のように扱う。


隠し撮りの動画や録音が当たり前の社会。

そんな警察官の横暴な行動はネット上に溢れている。

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そんな警官を見れば当然、不信感がわく。

「なんとなく従いたくないな。」

そんな風に思う人もいるかもしれない。


もう一度言うが、職務質問は凄く大切な警察官の職務だ。

だから、市民は職務質問に従うべきだと思う。


でも、今、

職務質問が揺らいでいる。


警察が、職務質問の妥当性について訴えられている。

職務質問と所持品検査に対する訴訟

事件の概要はこうだ。

事件の概要

2017年7月。

東京都内のIT企業に勤める男性が、出勤しようとしていたら警察官に呼び止められ、リュックの中身を見せろと言われた。


男性が拒否したところ、一時は10人近い警察官に囲まれ、約1時間にわたって職務質問と所持品検査をされた。


男性は疑わしい挙動は無かったとして、都を相手取り、精神的苦痛に対する損害賠償165万円を求め、東京地裁に提訴した。

 


地裁の判決は原告が敗訴。

11月14日に行われた控訴審でも東京高裁は一審を支持し、男性の訴えを棄却した。


男性はこれが不服として、最高裁に上告。

 


警察官による「職務質問」。

本来は、警察と市民の信頼関係で成り立つものだ。

 

市民は時間を取られるけど、町の安全のために協力する。

警察は町の安全のために市民に協力をお願いする。

 

今は時代は変わった。


職務質問の妥当性が最高裁で争われるようなことになったのだ。

裁判の経過

裁判所が控訴審で認定した事実はおおむね次のとおりだ。

 

裁判で認定されている事実

・男性は、IT企業でエンジニアとして働いている。予備自衛官でもある。


・職質をされた日は、午後2時ごろに出勤していた


・男性は、広い帽子を目深にかぶり、茶色い長袖シャツの上に茶色いTシャツ、ジーンズ風ストレッチパンツに長めの編上靴を履き、ラップトップコンピューターやその周辺機器を収納してかなり重くなった大きめの黒色のリュックサックを背負って道を歩いていた。


・現場をパトロールしていた巡査部長ら2人がその様子を不振に思い、職質しようとして男性に声をかけ、所持品を確認させるよう求めた。


・男性は職務質問を拒否。その際に職務質問をする理由を聞いた。


・警察官は「帽子を目深にかぶり、うつむいて下を向いて歩いていたこと」を理由として、「薬物中毒者にみられる挙動である」と説明した。


・男性は、やり取りを続ける必要はないと考え、10分程度で立ち去ろうとした。


・警察官は応援を呼びパトカーが到着。警察官は総勢で9名となった。


・男性は、走って迂回しようとしたが警察官が立ちふさがった。


・男性は拒否、警察官は協力依頼の平行線が1時間ほど続いた後、警察官はリュックの上から触って中身を確認することを提案。


・男性はそれに応じた。


・怪しいものはなかったため、職質を終えた。

東京高裁の判決

この裁判の争点はハッキリしている。


争点は、先に説明した「警察官職務執行法第2条」の範囲内かどうかということで、

要するに、「職務質問した理由は正当なのか?」ということだ。


男性側の主張

男性側は、

異常な挙動は無く、疑うに足りる状況ではなかったと主張。


それなのに、警察官が体を密着させて前後から挟んだり、手をかけて引き寄せたりして、身動きできないようにし、1時間以上もとどめ置いたことはダメだろと。


そんな主張をしている。

判決

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東京高裁の判決では、

30歳前後とみられる成人男性が、平日の昼下がりに、7月の都心で長袖、長靴を着用し、重そうな大きめの荷物を背負い、帽子を目深にかぶり、うつむいて下を向きながら、繁華街の方向へ歩いている様子


を警察官が不審と判断して、職務質問を求めたことは、

 

犯罪予防を目的として警ら活動の一環として、必要性・相当性が認められる


とした。


夏に男が長袖長靴で帽子を深くかぶってデカいリュックを背負っている姿。


そら、怪しいだろうと、

そりゃ警察も声かけまっせ、兄ちゃんと、


そんな判決だ。


男性はこの判決が不服として最高裁へ上告した。

職務質問について思うこと

「俺ってそんなに怪くないだろ!」


「いやいや、めっちゃ怪しかったから。」


そんなことが最高裁判所で争われている。


1時間以上も拘束されたのは男性が所持品検査を拒否したからだろう。

すぐに見せれば10分もあれば終わっていたはずだ。

 

「嫌でも何でもさっさと見せればいいのに。」

「よくまあ、こんなことで裁判まで。」

 

個人的にはそんな風に思う。

 


でも、男性にも拒否した理由はあるだろう。


警官の態度が気に入らなかったのか、

そもそも警察組織が嫌いなのか、

その日はたまたま機嫌が悪かったのか、

他人には絶対に従いたくない性格なのか、


なにか理由があるだろう。


自分も職務質問をされたときは、嫌だった。


ドキドキしたし、不安だったし、

それに何より、時間がもったいなかった。


相手の態度にも腹が立ったし。

 


でも、それでも、職務質問は絶対に必要な警官の職務だと思う。


だから、裁判で「どこまでOKか?」を争うことには反対だ。

そこはなんとなくでいいと思う。


グレーな運用のままでいいと思うんだ。


職務質問OKの範囲の具体的なところを決めるということは、

逆に言うと、本当の犯罪者が職務質問をされないように行動することが可能になるということだから。


なんだかんだ、一定の「勘」というのはあると思うし。


警官が必要だと感じたなら、そのときは職務質問をしてもいいと思うんだ。

あんま細かいことは考えなくてもいい。

 

それこそ、市民は「やましいことが無ければ従えばいい」だけだから。

 


でもさ、

だからこそ、


警察官も考えないといけない。


・しっかりと説明すること、
・丁寧な応対をすること、


そんなことを意識しないとイケナイ。

 


市民は警察に治安を守ってもらいたい。

警察は治安を守るために市民に協力をしてもらいたい。


市民と警察のベクトルは同じだ。

進むべき道は同じなのだ。


争うのではなくて、「心」を通じ合わせるべきだと思う。

最近のニッポン、

ニッポン人、

近所の保育園がうるさいと怒ったり、
近隣の小学校の運動会の騒音に苦情を言ったり、
隣人とちょっとのことでトラブルになったり、

先生に文句、
店にクレーム、

芸能人を必要以上に糾弾、


なんかさ、「心」が狭くなってないかな?


近所の保育園と、
近隣の小学校と、
お隣さんと、


裁判なんかしたくないよな?


法的に詰めれば「どっちかが正しい」という結果は出るかもしれない。

でも、そんなことに意味はないんじゃないのか?


どっちが正しいか間違ってるかじゃなくて、

「どうやったら一番うまくいくのか?」

それが大切なんじゃないのか?

 


職務質問・・・

市民も警察も「心」で対応しよう。


警察は「心」で聞こう。

市民は「心」で協力しよう。


なんか心、心って、「お花畑な話」に聞こえるけど、

これは本当に大切なことなんだ。


もっと心にゆとりを持って、

もっと穏やかに優しく過ごそう。


相手を気遣い、他人を敬い、世のため人のために協力する。


これは古き良き日本の伝統だ。


日本には良くない、変えなければならない伝統もたくさんあるけど、

ニッポン人の人柄は守るべきだと強く思う。


Japanese ヒトガ~ラ。


もう一度、みんなで思い出すのだ!!

 

 

しかし、職務質問最高裁まで争うってほんと凄いと思うわ。