大阪で小学校6年生の女の子が誘拐された事件。
35歳の伊藤仁士容疑者が逮捕された。
栃木県に住む伊藤容疑者と大阪の女児。
二人は、SNS(Twitter)を通じて出会ったとのことだ。
そして、テレビでは連日「スマホは何歳から」議論がされている。
こういう事件が起こると必ず巻き起こる「スマホは何歳から」議論。
過去にこんなことを書いた。
基本的には、「何歳からでもいい。」って意見を書いたんだけど、
今回の事件を受けて、ちょっと迷っている。
「確かにヤバイかも。」
そんな風に感じている。
今日は、もう一度「子供にスマホは何歳から?」を考えてみたいと思う。
※誘拐事件とこの記事は関係ありません。
思春期や家出の話が出てきますが、被害者の女の子のことではありません。
思春期
皆さん、家出を考えたことがありますか?
思春期を思い出してみてほしい。
「うっさいわ!ばばあ!!」
「こんな家もう嫌だ。」
「早く家を出たい。」
「マジでオヤジがうぜえ。」
こんなことを思ったことがある人は多いのではないか?
そして、
「家出してやる。」
こんなことを思った人もたくさんいるのではないか?
実際に、自分も家出したことがある。
(寒くてすぐに帰ったけどw)
思春期・反抗期は誰にでもあるし、
そんな風に思うことはあるあるだ。
思春期・反抗期の中二病は、健全な成長の一部だし、誰にも止めることができないのだ。
家出を助ける人
昔は、家出しても行くところがなかった。
お腹は空くし、寒いし、暑いし、
せいぜい近所の公園で一泊するくらいしかできなかった。
家出する=「ひとりぼっち」だったから。
すぐに暖かい家に帰りたくなっちゃってた。
でも、今は違う。
インターネットを通じて色んな人と出会うことが出来る。
当然そこには、良い人も悪い人もいる。
もし、思春期全壊の中二病家出ヤローに悪い大人が近づいたら・・・
「お父さん、厳しいの?学校に行きたくないの?」
「じゃあ、うちに来なよ。学校なんて行かなくていいし、お金もたくさんあげるよ。」
「毎日、ゲームでもなんでも好きなことをして過ごせばいいよ。」
どうだろうか?
どう考えたって危ないよな。
親と喧嘩したときなんかに、
SNSで「こんな家、もう嫌だ!家出してやる!」
と投稿する。
それに対して、悪い大人が甘い言葉で誘い出す。
こんなことがあるとしたら、本当に危ないと思うんだ。
スマホを禁止にする?
でも、危ないからスマホを持たさない。
というのは、やっぱり違うと思うんだ。
そこまで制限するのもどうなのかと。
自分はそんな考え方だ。
でもさ、思春期のこと、反抗期のこと、
そんなことを考えると不安になる。
子どもは社会全体で守らなければならない。
それは間違いないことだから。
答えが分からない
「子どもにスマホは何歳から?」
自分は、今はこの答えが分からない。
どうすればいいのかが分からない。
ただ、一つだけ間違いないのは、結局は親が判断することになるってことだ。
親が自分の子どもを見て、しっかりと判断するしかないのだろう。
「みんな持ってるから。」
「持ってないと仲間に入れないから。」
「部活のスケジュールも全部LINEでやってるから。」
スマホを持つ理由は次から次に子どもから親に投げかけられる。
全国の保護者は本当に悩みに悩んでいることだろう。
安全に安心して子どもがスマホを使えるように、自分ももっとしっかり考えたいと思う。