猛威をふるう新型肺炎コロナウィルス。
毎日のように新たな感染者のニュースが聞こえてくる。
我が高知県ではまだ感染者はいないようだけど、おそらくそのうち発生して大騒ぎになることだろう。
政府も検疫やら隔離やらアレコレと対策をやっているようだけど、初動のミスもあって終息への道筋はまったくついていない。
こうなると大切になるのは個人の予防。
生きる上での基本事項。
「自分の身は自分で守る。」ことが重要だ。
薬局やスーパー、Amazonでもマスクが売り切れているのはこういったことの表れだろう。
でも皆さん、間違ってないですか?
新型肺炎コロナウィルスに対して効果の高い予防ってなんだと思いますか?
マスクより、手洗いより、ウガイより効果の高い予防策を知っていますか?
マスクより、手洗いより、ウガイより効果の高い予防方法
新型だけじゃなく、感染症すべてに対して効果の高い予防方法。
それは「人と関わらない」こと。
家から出ないことが最強の予防だ。
「そんなの無理無理。仕事もあるし。」って思った方。
その通りですよね。
自分も家から出ないことは無理です。
普通の人は、まったく人と関わらないことは無理でしょう。
でも、これはフザケテルわけでもなく、冗談でもなく真実です。
「人と関わらないこと」が最強の予防策です。
でも、100%これを実行することは無理なことは当たり前。
だから減らすようにしましょう。
- 人が集まらなければならない会議は極力やめる(ネットや通信網を活用すればほとんどの会議で可能)
- 人が多く集まるイベントを中止する。(準備や経済活動との兼ね合いもあり難しい判断だが、中止にしてもいいイベントはあるはず。)
- 用事はなるべく電話かメールで済ます。
全部が全部は無理だと思うけど、できることはあるはずだ。
宮内庁は天皇誕生日の一般参賀も中止するらしいし、東京マラソンの一般の部も中止することが決まった。
とても難しい判断だっただろうけど、こういった判断は尊重されるべきだと思う。
マスクより、手洗いより、ウガイより、人が集まる機会を減らすことが効果の高い予防策なのは間違いないことだから出来る限りのことはやるべきだ。
今はマラソンシーズンで、各地で大規模なマラソン大会が行われているけど、マスクして出場している選手がたくさんいるらしい。
なんとも不思議な光景だ。
「風邪かな?」で病院が危険な理由
また、一番感染のリスクが高い人の集まる場所は病院だ。
病院では色んな感染症をもらうリスクがある。
- ちょっと熱っぽい。
- 咳がでる。
- 体がダルイ。
軽い症状で病院に行って、もっとヒドイ感染症にかかってしまっては本末転倒だ。
もちろん、これはケースバイケースで、病院に行かないとヤバイ場合もあると思うし、最後は自己判断になるけど、「病院には感染のリスクがある」という意識は持っておきたいところだ。
とはいえ、ただでさえ新型、新型ってニュースがバンバン流れる中で、咳などの症状が出れば不安になる気持ちは凄く分かる。
そんな方は受診や救急車を呼ぶ前にまず相談できる制度があることをご存知でしょうか?
#7119 救急安心センター事業
消防庁が行っている救急安心センターという事業がある。
この事業は、病気やケガをして、救急車を呼んだ方がいいか、すぐに病院に行った方がいいか迷ったとき、専門家からアドバイスを受けることができる消防庁が行っている事業で、
電話口では、医師、看護師、相談員が話を聞き、病気やケガの症状を把握して救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいか、受診できる医療機関はどこか等を案内してくれる。
ケガや病気で不安な方はぜひ使ってみるといいと思う。
全国のすべてを網羅しているわけではないらしいので、自分の住む場所で#7119が実施されているかぜひ調べてみてください。
また、今回の新型肺炎専用の相談窓口も各都道府県に設置されている。
不安があれば躊躇せずに電話しよう。
政府は福島原発事故の過ちを繰り返すな!
「自分の身は自分で守る。」が基本とはいえ、流行する感染症対策は、国としての対応もとても大切だ。
東京電力福島第一原発事故は、思い切った対策を迅速にやっていればシビアアクシデントにならなかったかもしれない。
当時、アメリカは海水を空からぶっかける案を日本側に進言していた。
しかし、東京電力と民主党政権は、海水をかければ二度と原発炉が使えなくなるので逡巡してしまった。
その後どうなったかは皆さんご存じのとおりで、結局、最悪の事態になってから海水をかける対応となった。
リスク対策は、現在進行形で起こっていることへの対処も重要だし、それと同時に最悪の事態を避けるための対策をしておくことも重要なのだ。
そういう意味では、今回の新型肺炎も中国からの渡航者や帰国者への対応など、初動段階では最悪の事態の想定ができてなかったと思われる対応が目立つ。
(だからこそ今の状況になってしまっているとも言える。)
初動のミスは痛く、もうこうなってしまうと、これ以上感染させないことは無理だ。
間違いなくまだまだ感染者は増えるだろう。
でも、まだ、極力感染拡大を抑え、感染のスピードを遅らせることはできるはずだ。
感染者が毎日増え続けるクルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号の問題では、野党が政府の対応を批判している。
「責任追及だー!」と息巻く野党。
あのな、そうじゃないだろ?
こんな緊急事態に与党も野党もないだろ?
国会議員全員で本気の対策を考えてくれ。
もちろん最後は政府が責任を問われる。
対応の一番の責任者は安倍首相だ。
でも、それは落ち着いてからでいいから、今は責任追及より議論してくれ、行動してくれ、対策してくれ。
感染拡大を防いでくれ。
責任問題を議論する暇はないはずだ。
どうか、対策が進むような議論をしてもらいたい。
テクノロジーを最大限活用して感染を防ぐ
- 電話
- メール
- インターネット
- 現金からキャッシュレス
タクシーの運転手の感染も多いようで、現金だったか、キャッシュレスだったかは気になるところだ。
てか、マスコミはそういうことを報道すべきなんだよなあ。
「タクシー運転手が感染しました!」じゃなくて、
「感染したタクシー運転手は現金で料金を受け取ったようで、キャッシュレスだったら防げていた可能性もあります。」とか。
こんだけ感染症が流行っているんだから、なるべく現金のやり取りは減らしましょうと啓発すべきじゃないのかな。
とにかく、一番の感染症予防策は「人と関わらないこと」だ。
これは間違いない。
でも、100%は無理。
だから、そういう意識を持って、頭を働かそう。
人が集まる機会をなるべく減らすことや接触を減らすために頭を使おう。
こうなると、日本は、キャッシュレスもそうだし、テレワークをはじめとした「働き方」の改革の遅れも痛い。
世界に比べて日本は色々と遅れているから。
もちろん、手洗いやウガイ、マスクもすればいい。
というか、これらも凄く大切な対策だ。
でも、感染症対策には、もっと「そもそも」なことがあるということ。
夏には東京オリンピックが控えている。
もっと感染が拡大して万が一オリンピックが中止なんてことになったら悲しすぎる。
感染拡大防止のために、政府も個人も本気になりましょう!!