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中年サラリーマン後悔と決意とつぶやき

日本が貧乏国になった理由。30年で国際競争力1位から30位に転落した国、それが日本の現実

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スイスのIMDという組織が毎年発表している世界競争力ランキングという指標があります。

これは、経済状況、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラ整備など多方面から各国の競争力を比較したもので、競争力を端的に示す指標としてよく話題に上がります。


この世界競争力ランキング、日本は何位だと思いますか?

 

世界競争力ランキング

このランキングは1989年から継続して行われていますが、当時、日本はランキング1位でした。

ところがその後、ズルズルと順位を下げ続け、2019年には驚きの30位にまで転落しました。


ちなみに、2019年の1位はシンガポール、2位は香港、3位はアメリカ、4位はスイスで、日本は中国(14位)やドイツ(17位)に大きく引き離され、タイ(25位)や韓国(28位)よりもランクが下です。


このような衝撃的な話をすると、次のようなことを言う人もいるかと思います。(特に現状維持大好きの年配の人)

どうなってんだよ、ニッポン。

経済大国ニッポンはどこに行ったんだよ。

技術大国のモノ作りナンバーワンの国じゃなかったのか?


あっ、そうか。あれか。

基準がおかしいんだろ?


ランキングの基準がそもそもおかしいんだろ?


中国が不正してるんだろ?

日本が下位になるように韓国が動いてるんだろ?


こんなランキングは信用しなくていい。


日本は豊かな国だ。

治安もいいし、自然も豊か。

日本はいい国だ。


確かにこういったランキングは「基準次第」な一面もあります。


ホームランランキングなら、ホームランを打った本数のみで決まるので文句は出ませんが、各国の競争力ランキングは、複雑な指標から評価されますので、「どの指標を重要視するのか?」ということが順位を決める大きな要因となります。


だから、このランキングだけを見て、「はい、日本オワコン」なんて話にはなりません。

順位だけを絶対視するのは危険です。


大切なのは推移です。

ひとり転落状態の日本

日本は1位から30年間で30位まで転落しました。


このようなランキングは基本的に同じ基準で評価するわけですから、日本の順位が下がったということは、この世界競争力ランキングの指標で見ると、世界に比べて日本の水準が下がったことは間違いありません。


さらに、例えば日本のような過去からの先進国が軒並み順位を下げ、シンガポールなど、現在進行形の経済発展国が順位を上げているような傾向があれば、「まあ仕方ないか」とも思えます。


でも、残念ながら一方的に順位が下がっているのは、主要国の中で日本だけです。


アメリカはずっとランキングトップ争い。
ドイツはほぼ5位から15位をキープ。
中国は経済成長に伴って順位を上げ続けています。


日本は「ひとり負け」状態なのです。


ランキングに対しては、基準など色々と信用できないとの思いもあるかもしれませんが、日本だけの順位が下がり続けていることを考えると、やはりここには大きな問題があると考える方が自然ではないでしょうか。

外国人が住みたくない国

とはいえ、日本は治安がいいし、国民は清潔で礼儀正しいし、四季折々の自然もキレイです。

日本人の多くが「日本は暮らしやすい国」であると考えていると思います。

世界競争力ランキング30位がどうした?

住みやすくて生活しやすければいいじゃないか。

「2番じゃダメなんですか??」って誰かが言ってたじゃないか!


って声が聞こえてきそうですが、残念ながらそんなイメージも過去のものになりつつあります。


世界中で事業を展開する金融大手のHSBホールディングスが発表した「各国の駐在員が住みたい国ランキング」では、日本は33か国中32位という、とんでもない順位となりました。


ランキングの1位はスイス、2位はシンガポール、3位はカナダ、4位はスペイン、5位はニュージーランド、6位はオーストラリアで、日本より順位が下なのは33位のブラジルだけです。

HSBホールディングス 各国の駐在員が住みたい国ランキング

ランキングは次のとおりです。

1 スイス
2 シンガポール
3 カナダ
4 スペイン
5 ニュージーランド
6 オーストラリア
7 トルコ
8 ドイツ
9 アラブ首長国連邦
10 ベトナム
11 バーレーン
12 マン島(英王室属領)
13 ポーランド
14 アイルランド
15 香港
16 マレーシア
17 フランス
18 インド
19 ジャージー(英王室属領)
20 スウェーデン
21 メキシコ
22 タイ
23 アメリ
24 フィリピン
25 ガーンジー(英王室属領)
26 中国
27 イギリス
28 イタリア
29 サウジアラビア
30 南アフリカ
31 インドネシア
32 日本
33 ブラジル


なお、このランキングは、収入やワークライフバランス、政治的安定や子育てなどの評価から順位づけされていて、日本の項目ごとの順位は次のとおりです。

 

  • 生活の質 13位
  • 心身の健康 20位
  • 充実感 18位
  • コミュニティの文化度と受容性 26位
  • 政治的安定 6位
  • 定着の容易さ 32位
  • 収入 33位
  • 手取り収入 19位
  • 経済的安定 13位
  • 昇進 19位
  • 成長の可能性16位
  • ワークライフバランス 33位
  • 友達づくり 32位
  • 教育 33位
  • 学校24位


これを見ると、単純な「暮らし」はそんなに悪くありません。

生活の質や健康、安定性などは上位です。


「安部ガー!」って政治の責任にしたかった人も多いと思いますが、政治的安定は6位です。


日本が下位なのは、「やっぱりね」のことと、「え??」ということの2つ。


友達づくり(32位)、教育(33位)、ワークライフバランス(33位)などは「やっぱりね」という感じですよね。

まあそうだろうと納得できるかと思います。


意外なのは収入(33位)。

収入部門で日本は最下位です。


世界と比べて日本は賃金の低い国ということです。


これは金額で見ても明らかで、スイスの最低賃金は約2500円(日本は最高1013円、最低790円)です。


少子高齢化の中、「足りない労働力を賃金の低い外国人に頼るしかない」などと議論されていましたが、議論だけで何も進まない間に、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどの「日本に働きに来てもらえることを期待していた国」より、日本は「働きたくない国」になってしまったのです。


また、日本は収入は最下位なのに、手取り収入は中位です。

これは、基本賃金は少ないけど、残業が多く、残業手当が多いということでしょう。


ワークライフバランスが最下位なこととリンクします。


日本人は、世界最低ランクの安っすい賃金で、長時間働く国民ということです。


ちなみに、最低賃金2500円のスイスは、残業超過は法律で罰せられますし、有給休暇はすべて使い切ることが義務になっています。

貧乏国ニッポンは続く・・・

以上、残念ながら日本は貧乏国になったということです。


発展途上国だと思っていた国の方が競争力も高いし、住みやすさもずっと上になったというのが現実です。


また、さらに最悪な情報をお伝えしましょう。


この状況が改善し、再び日本が世界トップクラスの国になるのは、ほぼほぼ無理ゲーです。


「戦後、敗戦の焼け野原から高度経済成長を成し遂げたじゃないか!」ということを言う人がいます。


それはそうです。

あの状況から世界トップクラスまで這い上がった日本人は凄いと思うし、そんな日本人であることを誇りに思います。


でも、今は無理です。

日本は、世界一の少子高齢化の国です。


異常なほど、子供が少なくて高齢者が多い国に逆転満塁ホームランは打てません。


過去にトップだった日本は、30年間で主要国最低ランクまで落ち、今後浮上するのはほぼほぼ無理な状況なのが現実です。


とても残念ですが、これは紛れもない事実で、誰にも変えられない現実でしょう。


日本復活のウルトラCがあるとすれば、海の石油などと呼ばれるメタンハイドレードの実用化が進むなど、日本が資源大国になる(働かなくても稼げるから労働力がいらない)場合くらいしか想像できません。


願わくば、このようなことを認め、「なんとか変わろう」という思いを持つ人が増え、少しでも今の水準を維持できればいいなと思っています。

貧乏になった原因

ここまでは現実を書いてきました。

日本の実情はここまで書いたとおりです。


では、なぜこんなことになってしまったのでしょう?


ここからは私の自論です。


こうなってしまったのは、日本人が大切にする2つのことが原因だと思っています。


「努力」と「我慢」です。

努力と我慢が日本を貧乏にしたのです。


元大リーガーのイチローが引退会見で次のようなことを話しています。

僕、我慢できない人なんですよ。
楽なこと、楽なことを重ねているという感じなんですよね。

自分ができることを、やりたいことを重ねているので我慢の間隔がないんです。


これが「努力」の本質だと思います。


「努力」と「我慢」のセット販売はダメなのです。


我慢して耐えて耐えて耐えて。

日本では、これこそ努力だと考える人が多いですが、こんなのは間違った努力で、「やりたいことをやりたいだけ」が本当は大切なのだと思います。


話は変わりますが、職場に凄く効率悪く働く人はいませんか?

そこ手書き?

え?手計算?エクセルがあるのに・・・


簡単に効率よく改善できるのに、効率悪い働き方を選ぶ人。


こういう人は我慢強いのです。

効率悪く時間と労力をかけることを我慢できる人なのです。


自分にはとても我慢できません。

我慢できないから、仕事をより効率よく改善しようとします。


なにが言いたいのかというと、「我慢」は、大切なことだと考えられていますが、それは間違いで、我慢は改善の邪魔だということです。


我慢ランキングがあるなら、今をなにも改善することなく、ひたすら効率悪く働く人が1位で、改善はするけど、やりたくない仕事を続ける自分のようなサラリーマンは2位。好きなこと、やりたいことで生きている人たちは最下位ということで、我慢強いというのは、ある意味で人生を損する能力なのかもしれません。


こういう意味で、日本人は我慢強すぎるのです。

いまだにツライことや嫌なことから逃げないことが美学だとされています。


私は、これが日本が貧乏になった元凶だと考えています。


我慢は、改善と発展の邪魔をするのです。


今までどれだけ我慢して生きてきましたか?

どれだけ嫌なことに耐えて頑張ってきましたか?


そんなツライ時間が日本をダメにした元凶だとしたら悲しすぎます。


でも、私はそう思っています。


思えば、物心ついてからずっと我慢でした。

 

  • 学校には厳しい校則があって好きな服を着ることすら我慢。
  • 好きなスポーツがしたかっただけなのに、意味不明で非科学的なシゴキ。
  • 夜更かししてテスト勉強。


もちろん楽しいこともいっぱいあったけど、我慢もたくさんあった学生時代でした。


就職してからはもう説明不要の我慢の連続。


あの日々がダメだったなんて。

あんなに耐えたのにダメだったなんて。


さらに今も抜け出せないでいます。


まだ我慢を続けています。


ずっとずっと鍛えられた結果なのでしょう。

我慢強く生きていくことを国全体から教育された結果、私は我慢強くなりました。


俺は我慢強くなった。

そして、俺は日本をダメにする軍団の一味になった。


我慢をやめることが、我慢をしないことが日本の未来を拓くと信じています。

 

  • 嫌なことはしたくない。
  • 楽をしたい。


このような感情はプラスの感情です。

嫌なことをやめるためにどうするのかを考えることが大切です。


我慢はなるべくやめましょう。

我慢せずに変わりましょう、変えましょう。

 

日本が国として世界トップランクに返り咲くことはおそらくないでしょう。

でも、個人は別です。

個人として幸せに生きることはできるはずです。

 

そのために我慢をやめるのです。