人生の教科書 by 情熱中年サラリーマン

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中年サラリーマン後悔と決意とつぶやき

正常性バイアス対策をして災害に備える!今年も災害が多発の日本列島。強い理性で本能を突破する。

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こんにちは。


九州北部を襲った集中豪雨。

佐賀・福岡県で3人が死亡、意識不明が1人、行方不明が1人となった。


毎年どこかが水害に見舞われる。

いつの頃からか、それが当たり前になった。


気温の上昇に合わせて、雨の量が増えたのだろう。

猛暑は雨の災害を呼ぶのだ。

 

テレビも新聞もネットも、

大袈裟なほど危険を発信している。


でも、逃げない。

毎年、災害が発生しているのに避難しない。

いくら情報を出しても動かない。


「まさかここが。」

「自分だけは大丈夫。」


こんな気持ちになってしまうのだろう。


この前見た災害現場のテレビ映像は、
どこか遠い国の出来事のように見えているのだろう。


「自分は大丈夫。」

そう思いたいのだろう。


これには原因がある。

というか、これが本能。


ある意味、人として正しい感覚だ。


人間には危険が迫ると、自分は大丈夫だと思ってしまう習性がある。


正常性バイアス」という心理的な現象だ。

この現象は、災害時には人の冷静な判断を狂わせる危険な存在となる。


災害から命を守るために、

まずは正常性バイアスを知ることが大切だ。

正常性バイアスとは

正常性バイアスは、心理学の用語。


ヤバいことが起こりそうなときに、


「ありえない。」


という、根拠のない先入観や偏見(バイアス)が働き、


「自分は大丈夫。」


だと自動的に認識してしまう。


このメカニズムが「正常性バイアス」と呼ばれている。


今までにないくらい雨が降っているのに、
巨大な台風が接近しているのに、
地震の後、津波警報が発令されたのに、


「大きな災害が起こるなんてありえない。」


と、何の根拠もない先入観や偏見が働き、


「自分は大丈夫。」


だと自動的に認識し、


「避難しない。」


こんな危険な判断をしてしまう。


このような非常に厄介なメカニズムが人間には組み込まれているのだ。

正常性バイアスの恐ろしさ

未曾有の災害となった東日本大震災の犠牲者は、
ほとんどが津波の犠牲になった方々だ。


避難しなかった(遅れた)ことが原因で多くの人が亡くなった。


もちろん、

 ・混乱してパニックになった
    ・身体的に避難が困難だった。
    ・大きな堤防で安心していた

など、様々な要因があって避難できなかったことも事実だ。


だから、一概に、

「すべては正常性バイアスが働いたから。」

というのは間違っている。


でも、「正常性バイアス」も無関係ではないだろう。

正常性バイアス」が働いて判断を間違えた人もいるはずだ。


過去の災害が伝える教訓は、津波の高さや雨の量などの物的な知見のみではない。

人の「心」の動きも教訓として理解しなければならない。


また、御嶽山の噴火の際にも「正常性バイアス」が働いた可能性がある。


噴煙が立ち上がっている危険な状況(既に火山が噴火している状況)にもかかわらず、

その噴煙を撮影していたため、避難が遅れた人が少なくないと言われている。


ネットなどには、

「撮影する時間があれば逃げられたのでは?」

という、ごくごく当たり前のコメントが多くあった。


これは、実際の災害現場にいない人は冷静だからこそ考えられることで、
危険に直面した当事者にしか分からない「正常性バイアス」は、

予想以上に大きなチカラで人の行動を制限するということを現している。

正常性バイアスが起こる原因

正常性バイアスが起こる原因は単純。


ストレスから脱出するために起こるのだ。


「もしかしたら、浸水するかもしれない。」

「もしかしたら、家が流されるかもしれない。」

「もしかしたら、死ぬかもしれない。」


こんな状況は、最高にストレスだから、

「いやいや、ありえない。大丈夫。」

こう思うことで、ストレスを回避しようとするのだ。


人は極端にストレスに弱い生き物だ。

正常性バイアスは、心の安定を守る役割を果たしているのだ。


イソップ童話の狼少年。


羊飼いの村で、何度も「狼が来た」と嘘をつく少年。

そのうちに「またか」と誰も対応しなくなり、
最後は本当に狼に襲われてしまうという物語だ。


この物語は、嘘をつく少年を反面教師に、

「嘘をついてはいけない」

ことを教えるための物語として語られている。


それはそうなんだけど、もう一つ。

本当は、村人たちは羊を逃がさないといけなかったんだ。


確かにいつも嘘をついていた少年も悪い。

でも、それでも逃げなきゃダメだったんだ。

 

「あの少年は嘘つきだから。」

を言い訳に対策を怠ってはいけなかったのだ。


これと現代社会は似ている。


雨の予報、台風の予報、津波注意報

ほとんどの場合は、大したことは起こらない。


気象庁や行政がワーワー言うだけで何も起こらない。


「また大袈裟に言ってるよ。」


こんな会話してないか?


「ま、大丈夫だろう。」


そうタカを括ってないか?


気象庁や行政は狼少年かもしれない。

でも、だからと言って慣れちゃダメだ。


その都度その都度で、
しっかりと冷静に的確な判断をしなければならないのだ。


狼少年を非難したところで、

実際に危険が迫っているのは自分なのだから。

被害にあってからじゃ遅い。

正常性バイアス対策をして災害に備える

災害などの緊急時の行動で大切なのは一つ。


「冷静に行動すること」だ。


とにかく冷静に判断し、的確な行動をとることが大切だ。


でも、緊急時には、

今回紹介した「正常性バイアス」に加えて、

・状況が呑み込めず茫然としてしまう
・腰を抜かして動けなくなる
・パニックになる
・非常ベルの音で凍りついてしまう


こんな風になる人も多い。

 

じゃあ、どうすればいいのか?


いざというときに的確な行動をとるためにどうすればいいのか?


どうやったら本能を突破できるのか?

 

準備するしかない。

日頃から準備しておくしかない。

・災害の知識をつける、
・防災学習をする
避難訓練をする。


正常性バイアスを突破するための特効薬はない。

日常から意識して準備しておくしかないのだ。


まずは、このような心理現象があることを知ること。

そして、日頃から意識して備えること。


災害で命を落とすのは悲しすぎる。


何も悪くないのに、

誰も悪くないのに、


死んでしまう。


そんなの悲しすぎるから。

しっかりと考えて備えを進めよう!

 

今週末も大雨の予報が出ています!

くれぐれも早め早めの行動を心がけください!

 

以前書いた正常性バイアスと人生の話はこちらから↓


www.taka.work